盛岡の高気密&W断熱注文住宅・断熱リフォーム

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500万の年収で4000万のローンを組みたいのですが・・・

こんにちは昌博です。

 

盛南地区は今日はくもり。今朝はちょっと小雨も降ってますね~。

 

「分譲地の売地が安くて場所も良いので気に入って購入を検討していますが、

建物の費用が高く、土地+建物で4000万ほどになりそうです。

私と妻で世帯年収は500万なのですが営業の方からは『大丈夫です』と言われています。

本当に購入して大丈夫でしょうか」

というご相談があったのでお答えしますね。

 

単刀直入に申しますと「ちょっと心配かな」と感じました。

 

もし頭金がご用意できるぐらいの蓄えがおありになれば

また話は変わってきますが、

今回は「頭金がほぼ無い」と仮定して回答しますね。

 

先程もお話しましたが一般的には

この購入の仕方はちょっと危険です。

 

なぜ危険か?といいますと。

 

1、4000万の中にどこまで費用が入っているか分からない

「土地+建物で4000万です」と言われていたなら

諸経費はどうなってるか確認は必要ですね。

 

もし「地盤調査・改良工事は別です」なんて言われたら+100万とか

平気でオーバーしますからそこは確認がすごく大事です。

家づくり「予算オーバー」を防ぐために

 

2、水回り設備など、どこまで仕様変更が可能なのか?

今のお見積りのキッチンやお風呂などグレードの確認ですね。

仕様変更をするとオプション価格として大幅に予算オーバーする事も多いので

そこは確認必須かなと。

 

照明器具も別料金となっている会社さんも多いので

「どこまでがその金額に入っているのか?」

「何が別料金なのか?」

というのはしっかりと把握しておきましょう

「オプション」という言葉のマジックについて

 

3、ちゃんと返済していけるか?

ここが一番の心配どころかなと思います。

「はたして今後35年間働きながら返せるか?」

ここが不安なまま家づくりをするのは本当危険だと思いますよ。

 

営業マンさんが言う「大丈夫」という言葉はあくまで

「その額を借り入れできますよ」という意味でして、

「その額を問題なく返済できますよ」という意味ではありません。

 

ここは本当に自己防衛が必要なポイントです。

 

ひとまず4000万借りた場合の月々返済額を整理してみましょう。

 

仮に検討している住宅ローンの利率が1%だったとしたら

35年返済で月々約11万円のお支払です。

 

これは500万円の年収からすると返済比率は26.4%となります。

 

貸す側からすると返済比率は35%以下なら貸出OKとなりますが、

実際35%で借りたらかなり支払がかなりキツイ状況になります。

 

もしお子様にまだお金のかかる時期だったとしたら、

高校に上がるタイミングでかなりの確率で家計が赤字です。

手堅く住宅ローンを組んだのに家計が赤字になるワケとは

 

お子さんの人数にもよりますし、奥さんがずっと働けるか分からないので

できれば返済比率は20~23%ぐらいまでに抑えておいた方が無難かなと思います。

 

そう考えるとよくて3500万ぐらいまで、

何かをグレードアップしたいとか外構をやりたいとなったら

予備として+200万ぐらい、トータル3700万までがマックスかなと。

 

私ならそういう資金計画で動いていきます。

 

ただですね、これは

「燃費がかからない家を建てる」

というのが前提です。

 

もし性能面が心配だと光熱費は無視できないので

もっと予算はシビアに見ていきますね。

 

まずは「4000万返せるか?」というよりも

「そもそも4000万円も借りる必要があるのか?」

という部分に立ち返って冷静に判断されるといいのかなと思います。

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