こんにちは昌博です。
盛南地区は今日は雨。雪に変わらないでほしいな~と思うところです。

「中古物件を購入しリノベーションを検討しております。
その場合築何年までが妥当でしょうか?
古すぎるとテコ入れにお金が相当かかってしまうのでしょうか?」
こんなご質問がありましたので回答しますね。
どんな物件なのか見せてもらわないと何とも言えませんが、
正直築60年だろうと築80年だろうとリノベーションは可能です。
むしろ古い建物の方が間取りが効率的だったりして
間取り変更も悩まずに済むケースが多かったりします。
これはなぜか?といいますと。
昔の建物ほど設計・施工まで大工さんが行ってる場合が多いんですね。
昔の大工さんは偉大です。
なぜなら春夏秋冬の日当たりや風の受け方、
家相風水などその土地に合ったベストな形で
設計されてるケースが多いからなんですね。
例えば窓の大きさひとつとってもそうでして。
南面は窓が豊富なのに北面、西面の窓はほとんどなかったり。
これは冬は太陽が低く南にたくさん日光が当たるのに対してですね、
夏は太陽の位置が高く南面に直射日光が入らないので快適なんですね。
そういう効率性が無視されだしたのはどうしても
「企画住宅」というのが出始めてですね、
施工性を効率化するあまり「土地の形状を無視」した
建物が増えていったんですよ。
その流れは今から40年程前から始まりまして。
高度経済成長期→バブル崩壊期まで
建物施工の効率化、ローコスト志向の影響が
強い建物が増えたのが原因です。
そういう住宅は逆にテコ入れが大変ですね。
そもそも間取り自体が土地に合ってないケースが多かったり
柱も細かったりですね。
およそ築40年~築30年ぐらいの物件で
大手ハウスメーカーが建てた物件は購入は「待った」です。
こんな事をいったら怒られそうですが汗
ですのでですね。
築年数が古い「大工さんの手作り住宅」の方が
おいおいリノベーションも計画しやすいので。
そして中古物件としてもお求めやすい金額だったりしますのでですね。
そういう「掘り出し物」を見つける目を養っていくと
(これこそは!)という物件に巡り合えると思います。
また困ったらいつでもご相談くださいませませ。








